「ごめん、高田…怒鳴ったりして…でもね?のんちゃんの為にも、お願いだから見ないで…」
(車を待つまでの間、律子は高田くんに謝ると彼の肩に手を置き、その胸に頭をコツ…とあてます。俯く間、おそらく泣いていたのでしょう。手や肩が小刻みに震えています。それだけで予想できる中の凄惨さ…)
のんちゃん!のんちゃん!
しっかりしてね?今キレイにしてあげるから…
…っ!
〈クリちゃん…おっき…い…こんなのつまみ潰されたら…ひどい…〉
の、のんちゃん?今からあそこ、拭くからね?痛かったら教えて…
『っ!あふああっ!くひううううううううっ!』
…ぶしっ…じゅぶぶぶぶぶぅ…
(路地裏から甲高い嬌声が響き、律子と高田くんにも聞こえます。ハンカチがクリに軽く触れただけで、まだ余韻の残る紀子は絶頂してしまい、残ったおしっこを漏らしてしまいます。みるみる間にハンカチとまなみの指を黄色く濡らしてボタボタ滴り落ちるおしっこ。紀子は罪悪感と背徳感にパニックに陥ります)
『ごめんね、ごめんねごめんね…とまんないの…とまんないのぉ…』
…いいよ…気にしないで…ほら…大きく息して…少しずつ落ち着こ?
(吹き散らさないようにそっと手を添えたまま、もう片手で紀子を抱きしめるまなみ。泣きじゃくって謝り続ける紀子も、少しずつ落ち着きを取り戻します)
〈あ…あれ?のんちゃんの下着が…ない?…まさか…〉
のんちゃん?おちついた?もうすぐ車来るから、服直してのんちゃんちに帰ろ?ご両親はいるの?
『2人とも…明後日まで…旅行…なんだ…』
そっか…
(車という言葉にもビクッ!と一瞬怯えたのもまなみは気づきましたが、あえて何も触れませんでした。汚されたところを拭いて服を直し、紀子はまなみに支えられてヨロヨロ…と路地裏から姿を現します。美由紀に同時に責められたのが想定外だったのでしょうか?相当激しくイカされたようで足元はフラフラです)
『あ…けんじ…りっちゃんもいてくれたんだ…ごめんね…ありが…と…』
(やがて車が到着して、ゆうすけさんは拭いきれなかった口元のよだれ混じりの精液を見つけて、静かに状況を察します。そしてその場に残るドス黒い気配も…固くまなみの手を繋いだまま離さない紀子を、まなみと一緒に載せて、俯いたまま顔を上げない律子は高田くんからしゅんくんに。この時の律子は怒りで顔をあげられずにいました。
唇を噛み締めたまま、しゅんくんの胸の中で震えています。そしてしばらく後、紀子の家に一行は着きました)
…まな、のんちゃんお風呂に入れてくるよ。
キレイにしてあげないと…りっちゃんも…いこ?
「まな…あたしは…」
いいから!おいでよ。ね?
(律子の怒りをまなみは感じ取っていました。渋る律子も無理矢理誘い、3人はお風呂に行こうとします)
『…あ、健二?みんな、居間に通してあげて?
お茶だして、まっててもらって?場所…覚えてるでしょ?』
(こんな時まで世話を焼くなと、高田くんは紀子の頭を撫でてあげます。こんなに…小さかったか…?と驚く高田くん。紀子は弱々しくもクスッとわらいました。そしてお風呂に…)
………
『?まなちゃん、どうしたの?』
まな、まけた。のんちゃん…すっごくスタイルいいんだもん!可愛くて綺麗にもなったし!
まななんて、おっぱいおっきいだけじゃん!
『そう?…わたしはまなちゃんの柔らかそうな身体、好きだなぁ…ほんとに女の子って感じで、羨ましい…』
「あたしも…そうおもう…」
『りっちゃんはまた対照的だね?スレンダーでも出るとこ出てるし…すらってしてて…かっこいいなぁ…』
「…やだ…はずかしいよ…そんな…まじまじと見ないでよぉ…」
(あわてて身体、特に胸を隠した律子に、紀子はクスクスと昔の様に笑います。お湯の暖かさが緊張をほぐしたか、それともまなみがあえて道化になったのが功を奏したか…律子とまなみはお互いを見て安心したように笑みを浮かべます。その声は、居間にいる男性陣にも筒抜けでした。
紀子はふたりの仕草というか雰囲気に気づくと小声で…)
『ね、ふたりとも…もうしちゃった…?』
(ギクっ!と顔を見合わせる2人。瞬間真っ赤になり、静かに2人同時にコク…と頷きます)
『…あのクラスの女子みんなでね?まなちゃんとりっちゃん、くっついたらいいのにね?って話してたの、知らなかった?』
…しらなかった…
「あたしも…」
『お互い旦那さん公認なんでしょ?すごい…羨ましいなぁ…2人はまた出会っても変わらずにずっと…でも、変わっていて…
わたしも…過去から…逃げずに変わんなくちゃ…いけないかな?…そろそろ…』
(今日会えて、醜態を晒したのも何かの導きなのかも…紀子は意を決すると、まなみと栗子の手を握り…)
『まなちゃん、りっちゃん…あとで…わたしの話…聞いてくれる…かな?』
【ひとまず導入です。もうひとつ続きますね?】
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