「うっ…!ルージュ…イクよ!」
「はい、透さん、きてください」
勇者様が可愛らしい顔を気持ちよさそうに歪めて果てました。
これがナジット様の射精と同じ行為とは信じられないくらいの弱々しい射精です。
勇者様のことが嫌いになったわけではもちろんありません。大切な仲間であり、妹の恋人でもあります。
だけど男性としての魅力はもうすっかり感じなくなってしまっていました。
勇者様に抱かれている最中だというのに、頭の中ではナジット様の強いオスのセックスを思い返して、勇者様に恥をかかせないようにと喘いでみせます。
むしろ勇者様に抱かれることが、魔王討伐のために必要な行為であるとはわかっていても、ナジット様のメスなのに別の男性に抱かれることに申し訳なく思えてきます。
いつもどおり、たった一回ですっかり萎んだチンポを名残惜しく思うことももうありませんでした。
中途半端に快感を与えられたせいでスイッチが入った体は、もう勇者様では満足なんてできません。
「えっ!?今日は一緒に寝ないのかい?いつも能力を使った日は一緒に寝るのに…」
「その……透さんは優しいですから、つい甘えてしまいましたが、やっぱり透さんはあの子の恋人なんです。だから、儀式が終わった後まで一緒にいるのはあの子に申し訳ないです」
「そっか……でも、その、ボクは、本当はマリンのことだけじゃなくて……」
「……それ以上は、ダメです」
「うん……」
それだけ言うと、勇者様はそれ以上何も言いませんでした。その言葉は嬉しかったけれど、私はもう、ナジット様のメスなんです。
嬉しいはずの言葉なのに、勇者様と交わす言葉を鬱陶しくすら思えてしまう。今すぐナジット様の足元に跪いて、チンポをおねだりしたいのに。
それ以上の言葉がないことを五秒ほど待って確認すると、私はナジット様の部屋へと駆け込みました。
「透殿に抱かれた後だというのに私のチンポが欲しくて堪らないのか?
全く…ルージュがこんなに淫乱な女だとは思わなかったよ」
「だって……だってぇ、アレは儀式です。世界を救うのに必要だからしてるだけで、私はナジット様のメスですからぁ。淫乱な女はお嫌いですか?」
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