最終決戦、なんて思っているのは粗チンだけ。
遂に魔王様にお目通り叶った私たちは、御主人様に説明を受けていた肉腫椅子の前に立っていた。
少し前の私であれば、不快感を禁じ得なかったであろう不気味で卑猥な造形が、今はとても魅力的に映る。
これがなんなのか。御主人様から受けた説明を思い出すと、トロトロの子宮が期待に降りてくる。
魔王城に蓄えられたこの世界で最も濃密な瘴気を子宮に注ぎ込むことで、人間を完全なる魔族へと作り替える悪魔の装置。
魔王様が新しい玩具を試すように、粗チンを犯す。
今にも爆笑してしまいそうだったけど、まだ魔王様が楽しんでいるようだったので、笑わないように必死になって粗チンにエールを送る。
女の私の目から見ても魅力的な肉厚のおまんこに包まれて、粗チンの顔が快楽に歪む。
もしこの椅子に座れば、もう後戻りはできない。
ほんのわずかに残っている人間の部分を捨て去って、完全な人類の敵になる。
座面では御主人様のチンポのような極太の逞しい触手が蠢いて私を誘惑してくる。見ているだけで表情が緩んでしまうのがわかった。
マリンと二人、視線を交わす。答えなんてもう、決まり切っていた。
二人揃って、それぞれに用意された肉腫椅子に腰を掛ける。触手が二穴をずぷずぷっと貫いて、私たちに瘴気を送り込んでくる。
その乱暴ながらねちっこく、私たちの弱い部分を的確に責め立ててくるその感触は、御主人様のテクそのもので、魔王様の御前だというのにはしたなく声を上げてしまう。
御主人様の興奮に同調しているみたいに、触手が激しく私たちの奥を犯す。
送り込まれる瘴気の快感に、自分たちが別のものへと変わっていくのがわかった。
「「イクッ、イクッ、イクゥゥゥッ」」
もうどっちがどっちの声なのかもわからない。
淫紋が眩く輝く。
人だったころの気持ちなんて全部捨て去って、私たちは生まれ変わった。
信じられないものを見るような目で、ゴミがこっちを見ている。
「最高の気分です……せっかく生まれ変わらせていただいたんですから、こんなゴミのことなんて無視して、御主人様専用になったこの身体を御主人様に味わっていただきたいんですが、御主人様の御命令ですから。粗チンさん。ああごめんなさい。最近は心の中でずっとそう呼んでいたので間違えてしまいました」
「私も同感。前にも増してドスケベになったマリンのおまんこ、御主人様に早く使って頂きたいの。でも、御主人様の御命令は絶対だから言葉はかけてあげる。視姦だけならいくらでもさせてあげるわよ」
「ああ……そういえば粗チンさんに増幅してもらった魔力でかけた認識阻害も解いておきますね。目の前で寝取られていたこともぜーんぶ思い出して、死にたくなってください」
(官能小説を読んでいるようでとてもえっちでした。生まれ変わらせていただいた姿については文句ありません。このあとどのような結末に向かうのかまで楽しみにしています)
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