グスン…グスン…誰かのイタズラです、グスン、私、詐欺なんて…しない、グスン。
泣いていると、洋介に凄まれる。泣いてないで笑顔でスカートめくれ!といわれ、怯えます。
「ごめんなさい、できません!」
ホントは悪くないのに謝ってしまう。
毎日パワハラまがいのお説教で、圧倒的な上下関係ができています。私は拒否権がありません。
洋介が語尾を強くして恫喝ぎみに、笑ってスカートめくれ!と言い、怖さのあまり咄嗟にスカートの裾に手をかけます。でも我に返り、
「他に?他に?方法はないですか?」
こんなこといったら、やってましたと認めてしまうことになるのに、この場を逃げたくて、出任せに言ってしまいます。
蛇に睨まれたカエルのように、洋介の思惑通りに追い詰められて行きます。
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