年齢は42歳
「そんな畏まった挨拶はいらんよ。まずは慣れて治ってくれたらいいんだから。船旅で疲れただろう。着替えたら飯にして、風呂に入ってゆっくりしなさい」
(俺の役に立ちたいってか、当たり前だよ。そのために引き取ったんだから、その身体があれば役に立てるんだよ)
藍美を部屋へ連れて行く、南向きの部屋で窓のところには大きめのベッドがあり、小さなテーブルとタンスにクローゼットがある。
「真っ直ぐ行くと南向きにベッドがあり、窓があるよ。ちょうど海が目の前できれいなんだよ。左側にタンスとクローゼット、ここに藍美さんの服を入れてるし、タンスには下着類があるからね。テレビも一応あるしラジオもね。
1人で着替えられなかったら呼んでくれたらいいよ。それじゃ、向かいの台所で待ってるからね。」
ドアを閉めて部屋を出ると、ドアの上部は覗き窓になっている。
(さあ、今日から楽しい人生が送れるぞ。こんな形で藍美を間近に接して、あの身体をモノにできるとはな俊之には悪いが……)
藍美の病院での着替えを洗濯機に入れながら、下着を見つけニヤけながら広げて匂いを嗅いで中に入れる。
風呂を沸かすと藍美の部屋の前でドアをなくしながら、大丈夫かと声をかけながら覗き窓から覗く。
「晩飯は寿司でもいいかな。さっきの沖島が届けてくれるんだ。大丈夫だよね」
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