ヒロ兄ちゃんは、ボクの反応からタブレットの画面を変えた。
その画面は、実際にボクが着ているスーツが感知した部分部分の体温の上昇で
快感度を試算し、どれくらい快感を得ているかわかるようになっている。
確認してみると・・・
乳房や乳首は、体温が上昇し『快感度80%』と表示され、脇の下も急激に温度が
上昇し、『快感度60%』と表示されている。
更に念の為、股間部分も見ると、ゆっくりと体温が上昇し、『快感度50%』と表示された。
ヒロ兄ちゃん
(本当に男の子のように強情だな・・・碧ちゃんも・・・こうなったら、実力行使しかないかな)
ヒロ兄ちゃんの考えはこうだ・・・
ボクがゴーグルとヘッドフォンして、ゲームの中に、没頭しているから、スーツを脱がして実際に
触れたり、舐めたりしても、ゲームだと思い込むんじゃ無いかと言う事だ。
そして、ヒロ兄ちゃんは、ヘッドセットからボクに言った。
『アオイセンシ、キミハ、ホントウハ、キモチヨナッテイルノニ、ウソヲツイテイルネ・・・
ウソヲツイタバツトシテ、キビシイバツゲーム リアルタイカンモードヲ、ウケテモライマス』
ボクは耳を疑った・・・これ以上に厳しいの?・・・。
どうなっちゃうか判らない・・・。
そして、更にボクをギブアップさせないため、ボクの性格を利用して、条件を付け足した。
「リアルタイカンモードハ、オンナノコハ、タエラレマセン、ユウカンナオトコノコセンシナラ
タエラレマス、アナタハ、ユウカンナ、オトコノコ、センシデスヨネ?」
それは、ボクを挑発する言葉だった。
ボクなら、きっと男の子と言い張り、逃げることはしないだろうと言うトラップだった。
ヒロ兄ちゃんは、そんな下心を抱いてヘッドセットを付けて、ボクの前にしゃがみ、ボクの返答を
待っている・・・。
碧
(な、何言ってるんだ・・・ボクは男の子だ!絶対耐えて見せる)
本当は、ずっと気になっている変な気持ち・・・。
これ以上ボクに何をしようと言うのか?・・・それにさっきから感じる人の気配・・・。
このゲーム・・・凄くリアル・・・ここで辞めたく無い・・・。
ボクはどんどん、ヒロ兄ちゃんの思い通りになっていく・・・。
碧
「ボクは・・・勇敢な戦士だ・・・絶対負けない・・・何でも耐えてやる・・・
お前なんかに・・・負けるものか!・・・」
ヒロ兄ちゃんの口角がニヤリと上がった・・・。
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