差し出されたリードを受け取り、
「喜ぶも何も、俺がそうさせているんだ・・・
その意味解るだろ?」
そんな言葉をかけたあと、歩きだし玄関へと向かい、
玄関を出る前にめぐみさんにコートを着せる。
コートは袖を通しただけで、ボタンは留めさせずに・・・。
外に出てゆっくりしたペースで歩き出す・・・
今の沙織なら腕を組むようにして隣を歩くけど、めぐみさんは半歩から一歩後ろを・・・
深夜に近い時間もあり、すれ違う人はほぼなく、15分ほど歩いた所でそのお店に・・・。
高級ではないけど、何処か雰囲気の良い洋食屋さんといった感じで・・・。
自分の母親位の女性に咳に案内してもらい、それまで手にしていたリードを離し、
向き合うように席につき・・・
「コート・・・脱ぐよね?」
めぐみさんの顔を見ながらニヤリとして言ったあと、メニューを開き・・・
「なにか勧めのメニューある?」
メニューを開いためぐみさんに聞くとほぼ同時に、ローターのスイッチを弱にして・・・
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