声を掛けると、ハッとしたようにコチラを向き、小説の中の女教師が自分と似ていると言い、
潤んだ目をしている沙織・・・。
「生まれた時期、出会い方が少し違っていて、
その小説みたいに沙織が教師で、俺が生徒だったら本当にその小説の様になっていたかもしれないよ・・・」
もしも・・・無いに等しい・・・。
でも、そのもしもがあったらを想像しながら沙織の潤んだ目を見てゆっくり話し、
そして・・・
「大丈夫なら続きを読んで。
本当の教師のように、机の間を歩いて・・・。」
沙織と誠の言葉のやり取りを、どこか羨ましそうに見ている由加さん・・・。
ゆっくり息を吐き、なにか気持ちを鎮めるような仕草をして、沙織が朗読を再開し、
本当の教師の様に、生徒の机の間をゆっくり歩きながら読み上げる声に集中知るように・・・
『2階から3階に続く階段を登りきった麻美の下着を付けていない股間は、直接感じる空気に刺激を受けて、
すでにグッショリ濡れそぼり、雫が内腿から膝脇、そして脹脛を経て足首へと幾重にも・・・。
もうすぐ職員室を出た時から高鳴る鼓動が更に高鳴っていくのを感じながら、3階の一番奥にあるその教室に向かって歩みを進めて行く。
教室前側の出入り口。
小さなガラス窓から教室の中を覗くと、自分の席ではなく窓際の後ろの方の机に座り、片足をぶらつかせながらその生徒は待っていた・・・。
「吉原くん・・・遅くなってごめん、待たせたよね」
前側の出入り口の引き戸を静かに開け声をかけると、その生徒は身体を少し捻るようにし振り返り、麻美の方を見るようにしながら、
「・・・遅いよ麻美先生。・・・それで、俺に言いたいことって何?
俺が先生をレイプしてること、誰かに相談して親か警察に通報したとか?」
不機嫌そうに麻美の方を見ながら、言葉を並べる吉原くんと呼ばれた男子生徒。
この一見大人しそうな生徒が、あの日麻美をレイプし、その後脅迫を交えながら麻美を犯し続けている本人。
2~3日前の事だ、自宅で試験の問題を作り終え、寝る前に一息入れていたときのこと。
ふと見た女性誌のネット記事の中に、
[禁断の関係 女教師が生徒の生オナホに堕ちた訳]
そんな文字が目に入り、思わずクリックした先で目にしたのは、
教室でブラウスのボタンを外し片方の胸を露わにしながら
スカートをたくし上げ、下着とストッキングを片足だけ脱ぎ、
下腹部をも露わにしている女性の姿・・・
良く見れば、濃いめの陰毛に白い液体らしきものが着いていて、
まさしく行為の後とわかる画像と、告白文が・・・。
自分と似たような体験をし、性欲奴隷やオナホと言われるような女に堕ちた女教師が居ることに、
どこか安堵感を覚えるとともに、体験文を読むうちに自分も肉欲の世界に堕ちてしまいたいと・・・。
更に別の投稿を読み進めていくうちに、始めこそレイプだったものの、自ら性奴隷やオナホ志願したというものもあり・・・。
いつしか夢中になり、片手はマウスを握りページを捲りながら、片手は股間に伸びて自らの秘部を指で弄り・・・
でも・・・イクという感覚を得ることが出来ず、翌日朝、登校したばかりの吉原に体育倉庫に連れて行かれ犯されると、
あっけないほど簡単に、しかも何度もイクという感覚を感じさせられ、自分はすでに堕ちていることに気付かされ・・・。
「先生なにボーッとしてるの、用事があるなら早く済ませてくれないかな?」
短い時間だが、吉原に声をかけられるまで、この後のことを考えていた麻美・・・。
意を決して教卓の横に立ち、
「・・・吉原くん・・・」』
沙織の朗読が再び止まった。
その先は麻美が、自分は淫らな女になったことを告白し、
都合の良いオナホとして、この先もその身体を弄んで欲しいと懇願する場面・・・。
催眠を解かれ、欲求不満に陥り元カレに助けを求めたものの満たされない一方、
他の女性と関係を持ち、その女性が満たされる姿を見せつけられたときのことが頭をよぎる沙織・・・。
それまで沙織の朗読を静かに聞いていた由加さんが動いた・・・。
教卓の横に小説の中の麻美と同じ様に教卓の横に立ち、沙織の朗読が再開されるのを待つように・・・。
(行動やセリフより説明的なものの方が多くなって、
それが上手く書けないから、沙織も読みにくいんじゃ?)
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