隣の椅子に座ってじっと見つめてくる沙織、何度か深く呼吸をして意を決したように、
「母勤が取締役をやっている会社は、ある大手企業グループの一つで、その親会社とも言える会社の会長職に付いているのが、
母の父親、俺の祖父になるんだ。
父親は今、その親会社の海外支社の支社長をしていて単身赴任。
それで、祖父からすれば一人娘が産んだ一人息子だから、何ていうか・・・
甘くも厳しくもあって・・・中学の時から株とか投資とかやってみろって・・・。
ここまで言えば、なんとなくは想像付くと思うけど・・・、
沙織、少し不思議だっただろ?
17の小僧的な男が、色んなもの玩具とか服とかそこそこ値段するものも・・・
まぁ・・・直接的に言うのはいやだから少し濁すけど、心配しなくていいから」
そんな事を話したあと、沙織の手に自分の手を重ねて・・・少し俯くように・・・。
(ある意味お坊っちゃまなのを、本当は隠しておきたかった感じです。
上手く書けなくてごめんなさい)
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