首輪とリードもそのまま、汗ばんで肌に張り付いたブラウスもそのまま、
スカートの奥は・・・・もちろん・・・
マンションの部屋を出て、エレベーターで1階に降りる。
1階のエレベーターホールには帰ってきたばかりのサラリーマン風の男性が2人・・・。
エレベーターの扉が開いた瞬間、ギョッとした表情を見せてくる。
そんな視線にたじろぐこともなく、沙織の首輪につながるリードを引いてエレベーターからおり、
そのままエントランスを抜けて外に・・・。
「おじさん2人、かなりビックリしてたみたいだね」
沙織を左側にゆっくり歩きながら、ほんの少し前の事を話して・・・。
帰宅が少し遅くなった人達、週明けから少し気分が良くなった人達と度々すれ違う。
たった1時間早いだけで、人通りがの数が違うなか沙織は、好奇の目や蔑むような視線にさらされ・・・。
駅が近くなり、人通りも少し増えているなか、沙織にパーカーの前を閉じることは許さず・・・。
「このまま電車に乗る、それとも1駅歩く?」
歩いてすれ違うなら、好奇の目や蔑むような視線は一時的なもの・・・。
2駅といえど電車に乗れば、その2駅の間は間違いなく他人の視線を浴びることになる。
沙織に選択させるようにきき・・・
(はい、ありがとうございます)
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