ほとんど人がいないとはいえ、歩いていれば1人2人は当然の様にすれ違う・・・。
人とすれ違う時はペースを落とし、沙織が背中に隠れられるようにし、すれ違うと歩くペースを戻し・・・。
線路を潜る歩行者用のアンダーパス。
照明はついているものの薄暗く、少し不気味な感じも・・・
ちょうど真ん中辺りまで進んで、足を止め沙織が壁に背を向けるように立たせ、
肩にかかっただけのコート奪うように取り、目をじっと見ながら喉元にグッと手を当てて、
息苦しさを感じさせながら
「・・・このまま絞められても沙織は幸せを感じられるか・・・?」
沙織の目を見つめる目は、冗談ではなく本気の様に見え・・・
沙織は少なからず恐怖を感じているはず・・・そんな中、
「・・・調教師と言われる人がある本に書いた言葉に、
快楽の中で相手の全てを奪う・・・、それが出来るのは心から信じられる相手だからだと・・・
相手の全ての全てとは、こういう言を指すそうだよ・・・」
首に押し付けるようにしていた手を離し、そっと抱き寄せて・・・
「苦しかっただろ?
でも本気かどうか、確かめておきたっかんだ・・・。」
ゼイゼイと息をする沙織、その意気使いを耳元で確かめるように聴きながら・・・
(おまたせしました。
少しやばい感じにしてみましが、大丈夫ですか?)
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