「当ててあげようか?
コートの中、理恵と変わらない恰好なんでしょ?」
ニヤニヤと笑いながらコートを脱げない理由をこちらから言い、
理恵さんと目を合わせ首を少し傾げ会うようにして、
指で弄ぶようにしていた舌から指を離して、
グチュグチュと少し下品な音を立てるキスをしたあとで、
催眠のことを・・・
「鈴木さんがあんな風になったのは、催眠だけのせいじゃないよ?
きっかけは確かに催眠だったけど、途中からはほとんど催眠かかってない状態だったはず。
多分だけど、自己催眠掛けてたんじゃない?
深層に押し込めてた気持ちを引き出されて、これが本当の自分、
今のこの状況、環境が幸せって・・・その証拠って言ったらあれだけど、
フラッシュバックみたいなものが起きてるんでしょ?
自分が2人いて、もう一人の自分に語りかけられてるような・・・。
あ、ちなみに理恵には掛けてないよ。
理恵はアニメとか漫画好きなの鈴木さんもなんとなくは知ってるでしょ?
それで結構過激なのもを好む感じだから、現実離れしてるっていうか・・・。
現実ではありえないって思ってた事を目の当たりにして、自分もってなって・・・
現実ではありえないって思ってたこと・・・鈴木さんには何となく分かるんじゃない?」
催眠のとを知り怒りをにじませる沙織・・・。
そんな事お構いなしと、淡々と自分が見て感じたことを沙織に話したあと、
理恵さんとこんな関係になった、本当のきっかけを話し始めて・・・。
話している間も、理恵さんは幸せそうに笑顔で誠を見つめ、
されるがままに身を任せて快楽の中に・・・。
(解りました。
始め催眠をかけたのは誠だけど、後半の方は自己催眠とか無理がありますよね・・・
快楽に溺れてたらありえるかなぁって・・・)
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