おかえりなさい
今週もお仕事おつかれさま
(息子がいつもの時間に帰ってくると、着けていたエプロンを畳みながら玄関まで小走りに迎えにいく熟母。
息子の勤める会社は今月が閑散期であるから、社員の有給休暇の年間消費数を消化するため、息子は土日と平日二日分、しめて四日の休みに入ることになった。
母親としては息子が居るのは嬉しいことですが、最近息子が自分を女として意識している気がして、少し怖く感じています。ええ、自分を抑えられるか、まったく自信がなくて。
だから、汗ばんだ体にTシャツが貼りついて、経産婦を主張するような太い乳首が尖ってるでしょう?)
今日の夕食は、レバニラ炒めに牡蠣めし、アボガドサラダよ。
お休みをアクティブに過ごすために、体力は必須だから。
…あ、ちょっと!
信彦君、もう部屋に入るの?ご飯は?
(わざとらしさすら感じるほどの、『精力がつきます』メニュー。
けれどそれを聞いた後、息子は部屋まで駆けて入ります。
一瞬、気に入らなかったのかも…と思いますが、同時に息子が腰をくの字に折りながら走ったのも気づいていました。
だからテーブルに料理を並べ、暖房を効かせてパーカーを脱ぎます。
そこには、十代か、無理しても二十代半ばの女の子の着るようなチビTショーパンを身に付けた爆乳熟女が椅子に座って待っていました。
やがて、階段から足音が下りてきました。
息子が戻ってきたのです。)
あら、着替えたのね。
でも、ちょっと真ん中のモノが隠れてないわよ?
スタミナ付ける料理なのに、まるでいらないみたいじゃない…ふふふ。
(可笑しそうに口許を隠してひとしきり笑うと、自分の座る椅子の隣の椅子を引いて、息子に座るよう促します。
すぐ隣の、恋人の座る位置…それが近年の中村家での母子の距離感なのです。)
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