歩きながら保存したページを見せると
沖田さん
「はい、私は・・・大丈夫です・・・」
と、賛意を示してくれる沖田さん。
省吾
「ほんとに?よかった・・・反対されたらどうしようかと思ってたんだ。それにそんなに親しいわけじゃないのに、個室居酒屋なんか誘って危険視されて嫌われたらどうしようって・・・」
少し歩き居酒屋に着くと店内は盛況のようで、かなりの部屋が埋まっており
店員
「一番奥の少し狭めのお部屋しか空いていないのですが。」
省吾
「そこで大丈夫です。」
一応沖田さんの方を見て、同意を取るそぶりながら、沖田さんが答える前に店員に答える省吾。
店員
「ご案内いたします。」
店員に先導されて厨房へ行く通路を通り過ぎ、二三部屋目の一番奥まっら部屋に案内され、部屋の前で店員が扉を開ける。
店員
「こちらでございます。ご注文やご用事がある場合は、中のボタンを押してください。係りの者がまいります。ではごゆっくり。」
そう言うと、中に入った二人の背後で扉が閉められる。
省吾
「こりゃあ、思ったより狭いな・・・まあしょうがないか。沖田さん上がって。」
その室内は、掘りごたつ式のテーブルの一辺が壁に押し付けられ靴を脱ぐ場所は二人立っているのがやっと。客は並んで座る形式のようである。
省吾
「完全に二人用の部屋だから開いてたってことか。まあ、いいや注文しよう。とりあえずは飲み物・・・沖田さん何飲む?俺は中生で・・・」
飲み物メニューを沖田さんに渡して、食べ物のメニューを代わりに開く。
※元投稿はこちら >>