通行人の男a
「おいおい見てみろよあの女。ありゃノーブラだぞ」
通行人の男b
「ああ、よくも恥ずかしくもなく、もしかして露出狂か?」
通行人の男a
「あんな綺麗なのに変態ってか・・・」
通行人の男b
「ああいう女だったら、ベットでも燃えるだろうな」
すれ違う男のひそひそ話が聞こえてくる。
その話声は私にも省吾さんにも・・・。
省吾さん
(ふーん沖田さん、ノーブラだったんだ・・・それでも付き合おうとしてたってことは・・・
さてどうするかな・・・)
省吾さんは少し考えた後、何も気が付いていないように
省吾さん
「そうだ、沖田さん、汗びっしょりのレオタードも洗いたいだろうから、改めて夕方に待ち合わせるってどうかな?
ごめん、気が付かなくて・・・」
ユウリ
「い、いえ・・・そうさせて貰います・・・」
(省吾さん気付いていたんだ・・・そう思うと恥ずかしさが・・・)
そんなことを話していると、駅に到着した。
電車に乗り地元駅に着く。
省吾さん
「16時に改めてここってことでいいかな?そういえば沖田さんってお酒は飲めるの?」
ユウリ
「はい、わかりました・・・え、お酒ですか・・・少しなら・・・」
省吾さん
「じゃあ、後でまたね・・・」
そう言って私達は別れ、自宅に戻る・・・。
部屋の姿見で確認すると、確かにノーブラなのは隠しきれていない・・・。
急にまた恥ずかしくなる・・・こんな格好で居たなんて・・・。
でも、省吾さんはやはり優しいんだと思っていた。
お洗濯の気まで使わせてしまって・・・。
私は洗濯をして、夜の服装について考えてみる・・・。
同じ格好?・・・ちょっとエレガンスに?・・・。
お酒飲むって事は・・・もしかしたら・・・。
色んな考えが巡り・・・結局・・・いつも通りの服装に落ち着いた。
シャツもベストもミニスカも厚手のボア付き、その上ストッキングを履いた。
この間、省吾さんに寒そうに思われたからだ・・・。
姿見でもう一度確認して、家を出た・・・。
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