所謂ラブホテルの前で、袖口を掴みながら沖田さんが
沖田さん
「省吾さん・・・一緒に居て下さい・・・すぐに着替えますから・・・」
省吾
「確かにここに女性一人で入れってのは酷だよね、一緒に中に入ろうか・・・でも俺だって男だから、こういう場所に沖田さんのような魅力的な女性と入ったら、良からぬ欲望を抑えられないかも知れないよ・・・って冗談だから安心して・・・」
この言葉に対する沖田さんの反応を窺うように見ながら
「そんなに急がないでシャワー使って汗流して、バス使って少しゆっくりすればいいよ。時間が余ればベットで少し休んでもいいかも。俺はソファで座ってるから。」
ホテルの玄関をくぐると、部屋の中を示した写真の下にボタンが付いたボードが置かれており、全部で15室くらいあるようで、その内10室くらいは使用中の表示が出ている。
省吾
「昼間からみんな頑張ってるんだな(小声)。どの部屋がいいとか希望ある?本当に休むだけだからどの部屋でもいい?」
沖田さんの返事を待っている。
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