香織が
「そうねえ、流石に汗だくで電車乗れないわね・・・そうだ事務所からちょっと行ったところにホテルがあるから、そこでシャワーしなさいな。何なら少し休んでってもいいし。ねっ沖田さん。」
と言うと
沖田さん
「はい、そうさせて頂きます」
と汗びっしょりのレオタードの上から、ここまで着て来たベストとミニスカートを着て、「お待たせしました」と。
香織
「終わった?じゃあ行きましょうか。」
会計をして士方ACプロダクションの方へ歩みを進める。外に出る沖田さんの姿を受付の人が後期の目で見ている。
士方ACプロダクションの近くまで来て
香織
「沖田さん、今日はありがとう。明日中に契約書作っておくから、明後日以降サインしに来てくれるかな。一応書類出来たら連絡するから・・・実際のレッスンはそれからね。期待してるわよ。」
省吾の方に向き
「しょうちゃん、沖田さんをホテルの前まで案内してあげて。場所はもちろん分かるわよね。」
省吾
「わからないこともないけど・・・沖田さん吃驚すると思うよ。」
香織
「じゃあよろしくね。。」そう言うとビルに入っていく香織
省吾
「じゃあ、行こうか。こっちね。」
そう声をかけると、先導するように歩き出す。
省吾
「本当に頑張ったね。おめでとう。そうだ後でお祝いさせてよ。・・・さあ、着いたここなんだけど・・・」
目の前には、一軒の所謂ラブホテル。
オフィス街のはずれにあるため、建物に派手さはないが、壁に掲示してある料金表、休憩〇円・宿泊〇円という文字がそれを物語っている。
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