香織の
「~合格よ。」という言葉を、磔台の前の床に突っ伏して息を整えながら聞いた沖田さん。
沖田さん
「や、やったあ・・・ありがとうございます・・・省吾さん・・・ありがとうございます・・・私頑張ります・・・」
省吾
「お礼なんて。。俺が何かしたわけでもないし、沖田さんが頑張った結果。もしかしたらこれからの方が辛いかもしれないけど、頑張って。。いつの日か活躍してる姿見られること、楽しみにしてる。」
床に手をつき息を整えている、沖田さんの背中をポンポンと軽く叩き
省吾
「しかし、ピンクねえさんも容赦ないな・・・凄い汗だよ沖田さん。息もすごく上がっちゃってるし。」
香織
「本当にごめんね、沖田さん。熱入りすぎちゃったみたい。でも、うちのレッスンもっと厳しいかもしれないわよ・・・疲れてるとこ悪いんだけど、このスタジオ時間貸しでしょ。必要以上の経費かけたくないからすぐ引き払いたいんだわ。」
省吾
「ピンクねえさんは、この状態のまま沖田さんに帰れって言うの?そこのシャワー位使わせてあげなよ。」
香織
「駄目よ。女のシャワーは長いし、その後の支度も長いんだから。一時間くらいは余計にかかっちゃうでしょ。それにもうビルの掃除も終わってるだろうし、ちょっと他の仕事もあるのよ。悪いけどそこまで付き合ってられないわ。」
省吾
「でも・・・」
香織
「そうねえ、流石に汗だくで電車乗れないわね・・・そうだ事務所からちょっと行ったところにホテルがあるから、そこでシャワーしなさいな。何なら少し休んでってもいいし。ねっ沖田さん。」
省吾
「ピンクねえさん・・・そのホテルって・・・」
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