電話が終わるのを見計らって・・・
ユウリ
「お待たせいたしました。ご注文のホットコーヒーです、こちらコーヒーミルクになります」
とウエイトレスの真似をして、テーブルにコーヒーを置いた。
近藤さん
「あ、ありがとう・・・そう、今みたいな感じ・・・自然で良かったよ。面接本番もその調子でね・・・」
そう言われる急にと照れくさくなる・・・。
ユウリ
「え、そうですか・・・へへ・・・(笑)
そうだ、私自分の連絡先お伝えして無かったですよね・・・・
ついでに・・・LINE・・・交換してもらって良いですか?・・・」
近藤さん
「LINEの交換?もちろんいいけど・・・」
連絡先を言って、LINEを交換してくれた。
近藤さん
「そうださっきの電話沖田さんにも関係あるんだった。電話、ピンクねえさ・・・って言っても分からないよね。
士方ACプロダクションの士方専務からで、事務所入ってるビルが日曜日業者清掃なんだって。
で面接の場所代えるからって話。専務、沖田さんから聞いた連絡先のメモ無くしちゃったらしくて、い俺に連絡してくれって言ってきた。おっちょこちょいだよねあの人も。」
専務とはビル前で待ち合わせて行くから、こっち出る時間は一緒で大丈夫だと思う。
そういえば沖田さんって、どこら辺に住んでるの?この近く?」
もう、ここまで来ると私は近藤さんに警戒心なんて無くなっていた。
ユウリ
「実は・・・一人暮らしなんです・・・両親からはきっちり決まってからでも遅くないって言われたんですけど
私、どうしても夢を実現したくて・・・近藤さんの事務所の近所なんですよ・・・
1DKの古いマンションなんですけど・・・」
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