ドリンクバーからそれぞれ飲み物を取って席に戻る・・・。
近藤さん
「ごめん、話ってなんだっけ?」
優しい微笑みを私に向けられたところで店員が食事を運んでくる。
近藤さん
「冷めちゃうとあれだから、食べちゃおう、話は食べながらで・・・」
熱々のマルゲリータピザを一切れ持ち上げ、二つ折りにしようと悪戦苦闘。
「チーズが・・・折角のチーズが落ちるぅ」などと騒ぎながらもなんとか最初の一口を口に。
そんな近藤さんを見ながら微笑ましく感じる。
私はそんな恥ずかしい所は見せられないと、フォークを使いながら、落ち始めるチーズを上に乗せ
最初の一口を口に運んで食べ始めた。
食事を進めながら・・・
近藤さん
「良かったぁ、やっと笑ってくれた。沖田さんは笑ってた方が、一層素敵だからね。さっきも言ったけど
面接官って何気ない時の表情とか見てる場合もあるから、笑顔笑顔・・・で、話なんだっけ?」
ユウリ
「はい・・実は当日、動きやすい服装と言われたのですが、どんなモノが良いでと思いますか?
それと着て行ってしまっていいのか、それとも着替えとして持って行ったほいが良いのかお聞きしたくて」
近藤さん
「当日の服装かぁ・・・動きやすい服って言われたんだよね・・スポーツウェアとかでいいんじゃないかな。
なければTシャツとかノースリーブとかでもいいかも。この前着てたようなデニムとかは、ゴワゴワして動きにくそうだよね。
着ていくか持って行くかは、沖田さんの好きでいいんじゃないかな、勿論更衣室位あるだろうし。」
ユウリ
「そ、そうですよね・・・更衣室くらい有りますよね・・・やはり、着替えを持っていきます・・・
ありがとうございます・・・」
近藤さんは自分の分を食べ終え、飲物を取りに行くのか席を立つ。
近藤さん
「コーヒー貰ってこようかな・・・沖田さん何か飲むなら一緒に取って来るよ」
そう言った時に近藤さんの胸ポケットに入っていたスマホが着信を告げる。
ユウリ
「あ、私取りに行きます・・・お電話出てください・・・」
そう言って私が取りに行くことにした。
(近藤さん・・・会社からかな?・・・)
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