善は急げと近藤さんに電話を入れる・・・。
ツーツーツー・・・話中だ・・・。
私は居ても立っても居られずに自宅を出ていた。
やはり、お会いして報告しなきゃ・・・そう思ったのだ。
それに・・・ハンカチーフまた返さなきゃいけないし・・・。
でも、近藤さん忙しそうだし・・・。
帰る時にまた、出待ちするしか無いよね・・・今度はちゃんと声掛けれるし
大丈夫・・・。
前と同じ様に、近藤さんの帰宅を待つ・・・。
そうは言っても、白馬の王子様を待っている気持ちの私は緊張していた。
今日の仕事を終えたのか、近藤さんはビルの出口に現れた・・・。
ユウリ
「あ、近藤さん・・・お電話したんですけど・・・やはりお会いして
ご報告した方が良いと思って・・・少しお時間良いですか?」
近藤さん
「やあ、どうだった?」
ユウリ
「はい、次の日曜日、10時からと言う事になりました・・・
それで・・・近藤さん・・・いかがかなと思いまして・・・。
そ、それに・・・はい、ハンカチーフ・・・ありがとうございました。
それと・・・ちょっとお聞きしても良いですか?
当日、動きやすい服装と言われたのですが、どんなモノが良いでしょう?
それに、着替えとして持って行ったほいが良いでしょうか?
あ!ごめんなさい・・・また・・・私ったら・・・」
一度話し始めると、相手の返事も聞かずに一方的に話してしまう癖・・・。
私はまた、近藤さんの前で真っ赤になって俯いてしまう・・・。
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