私は下を向いたまま改めて小さな声で・・・。
ユウリ
「近藤さん・・・すいません・・・お願いできますか?・・・」
雪崩のように繰り出される、私の言葉に呆気にとられていた近藤さんだったが
言葉が止まったところで・・・
近藤さん
「そう、受けてみることにしたんだ。紹介したのは俺だからもちろん喜んでご一緒させてもらいますよ。
でもあそこのレッスン厳しいって噂だから、頑張って。」
私が握っているハンカチに気がつき・・・
近藤さん
「台拭きにでもした後捨ててくれてよかったのに」
といいながら、ハンカチを受け取り、続けて・・・
「面接日の調整終わったら教えてくれる?それにしても
沖田さん滑空戦隊知ってるんだ?あれやってたころって
沖田さん産まれる前か産まれてても小さかったでしょ・・・
知ってるって言ったら、レッド兄さんやピンクねえさん大喜びだと思う。」
ユウリ
「いいえ・・・実は両親も戦隊モノが好きで・・・私も小さい時から
昔のモノも見せられていたんです・・・そのせいで普段着も・・・」
改めて沖田さんのいで立ちを見て・・・
近藤さん
「そういう恰好見てると、ピンクねえさんやオレンジねえさん思い出すなぁ」
ユウリ
「判りました・・・電話してみます・・・本当にお手数をお掛けします
きっと、頑張って夢を叶えます・・・お話聞いて下さって有り難うございました」
私はもう、夢が叶った様に思っていた・・・。
そして、土方ACプロダクションに電話を入れた・・・。
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