「まあ!
雅也さんもオナニーを…」
驚いてみせる私
考えてみれば、健康な若者が性欲を持つ事は当然ですから、相手がいないならオナニーして当然でした
けれど、私の声でしていたなんて…恥ずかしさと嬉しさの混在した気持ちになります
「そうね、お父さんも杏奈も見て見ぬふりをしてくれますよね…
……んん…」
お互いの伴侶も、私達がずっと堪えてきているのは見てくれている筈
だから、きっと……
そうやって自分に免罪符を与えると、どちらともなく唇を重ねます
「…むぅ!
んむむ…むむ……」
唇を重ねるキスしか知りませんでした
後ろから胸を揉まれたまま、唇を割るように隙間から舌を潜り込ませる娘婿
他人に口腔内をまさぐられる感覚は初めて…なのになぜだか拒む気は起きなかったのです
「うむぅ…雅也さん……」
やがて、一方的にではなく私からも彼の舌を吸いはじめます
彼の唾液を搾り取るように…彼と舌を縺れさせるように……
そうして新しいキスを教え込まれていくうちに、片手を掴まれ、それは男性器に導かれます
(これを、握るんですか?)
硬いものに触れながら娘婿と目を合わせると、目で頷く彼
握る強さも分からない私は軽く握り、恐る恐る擦ります
(熱い…
それに脈打つのに、どうしてこんなに硬いの?)
亡夫は触らせてくれなかった男性器の感触に、ポーッと顔を赤く染めます
【はい、奈津子は夫が初体験の相手でした
そしてその夫は子作りの為の淡白な、前戯もほぼない射精のみと言って差し支えないようなセックスしかしてくれませんでした
奈津子も性には疎く、それが普通のセックスだと思っていました
オナニーでは軽くイケるのですが、セックスはイカないもの…それが昨日までの奈津子にとっての常識でした
だからディープキスもフェラチオも未開発…48歳にして人生2人めの男性を経験しようとしています】
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