何とか田所の機嫌を損ねることなく、無事にフェラを終えた女将に撮影を始める。と、広瀬は言い出した。
女将にとっては再起を掛けた撮影。
イヤでも気合が入り着物に着替えさせてと、提案するが、
「女将…着物なんかじゃあ、意味がないんですよ。さぁ、玄関を出て挨拶のシーンから始めましょうか…」
田所は若いアシスタントらしき男『米沢』と、長身で筋肉質の男『桜井』を引き連れて戻ってきた。
田所は大きなカメラをひょいと持ち上げ、女将をズームアップしている。
広瀬はカンペ用のボードにペンを走らせ米沢に渡す。
(さぁ、女将…奴隷ソープ旅館の始まりだ…)と、ニヤニヤしながら見ている。
アシスタントの米沢が「カンペ」を女将に見せる。
「ようこそ白鷺屋へ。
女将の白鷺京花と申します。まだわたくしだけですが、お越しの際にはこの身体でたっぷりサービスをさせて頂きますので、ご予約お待ちしております」
さらに「頭を下げて胸の谷間を露出。スカートを捲ってパイパンを見せる」と、指示も書いてある。
女将にとっては信じられない出来事が起ころうとしていた。
1度撮影にカットが掛かる。
広瀬は「女将…ちゃんとやらないと…わかってるでしょ?この旅館は一部の男性客相手に奴隷として身体でサービスを提供する旅館に改装します…でないと借金が膨らむ一方ですからね…玄関の撮影が終わったら昨日の客間で衣装に着替えて貰います…さぁ、ぐずぐずしてたら時間がなくなりますよ…」
そしてカメラを構えた田所が「よーい、スタート」と声を上げて、米沢が女将に先程のカンペを見せた。
【こちらこそ、お待たせしました】
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