ミサキ「ナトラ、無事でよかったわ…あなたの強さは私が1番よく知っているとはいえ、本当に心配したのよ。ええ、私もここは一度引くべきかなとは考えていたわ…でもさすがね、もう逃げ道まで確保してるだなんて…さすがは私の最強のパートナーだわ」
相手があの『蛇舌比丘尼』だとわかったため、最強のナトラとはいえ自分のもとに戻るまでは心配だった私…その後信頼するナトラから助言も受け、パートナーの彼女の言葉だから私はそれを素直に受け入れる。
ミサキ「しかしまさか私たちのライバル対魔忍軍であるパルフェタム一家全てが、要注意監視対象である蛇舌比丘尼に陥落させられてるとは思わなかったわ…魔人め、気高いところがよかった私のパルフェタムをよくもメスに堕としてくれたわね…。
はぁ…仕方がない…気に食わないけど『あの女』に報告しないといけないわね。さすがに女帝パルフェタムや雪月花ナツメを下した魔人と単独で衝突するのは避けたい…私とナトラのコンビは最強で負けるつもりはないけど、こういった輩は狡猾な手段で私たち対魔忍を罠に嵌めてきますからね」
今の私は棟梁として派閥の対魔忍たちを守るため、ある女のマゾペットとしての立場を甘んじて受け入れている…対魔忍女王で最強の潜入捜査官でありながら私はメスとして扱われ、2人の実の娘と共に『飼い主である女』の都合のいい駒として仕えていた……。
その後、私はナトラのあとについていく…そして廃工場らしき場所に入る直前、ナトラは微笑みを向けてくる
ミサキ「…?ナトラ…?えっと…あの…ナトラ…何だかこの場所、少し変ではないですか…って…あっ…ち、ちょっと置いていかないでください…!」
パートナーであるナトラを心から信頼している私は、妙な不安を抱くが彼女を信じてついていく…魔族ではあるけどナトラは母のような存在で、私は小さい頃からなつき彼女のことが大好きなのだった
ミサキ「っ…ナ、ナトラ…あなた少し様子がおかしいような…そういえば返り血を浴びていましたが、それによる影響があるのですか…?ナトラ、脱出する前にあなたの身体の状態を私に見せてみなさい…あなたは負った傷を心配させまいと私に隠す癖がありますよね、今回もそのような状態ならば私にできることをさせてください」
見たことのない妖艶なナトラの様子に、私はドキッと胸をときめかされる…心配になった私はナトラの方に近づき、状態を見て治療が必要なら今すぐしてあげなければと思っていた。
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