(途中で演じるキャラを入れ替える件は承知しました。また舞台が映る際に打ち合わせなど仰って下さい)
アンナとリナの視察を終えた魔人と小夜が
医療棟の中にある古い機材が集められた倉庫に足を踏み入れる。
情報収集用の蜘蛛の親玉が居たと思われる場所に
魔人の球体関節人形の残骸が転がっていた。
ベルナデット「蜘蛛をここから操っていたようね♪この手口はアラクネ。84番が言っていた女王さまが今回のネズミの正体で間違いない様ね」
小夜「いやらしい臭いがずっと外まで続いている様です。体中に飼い主様の媚薬を浴びてしまって♪どこまで逃げ果せるのかしら♪」
ベルナデットは小夜に追跡を命じて、見つけたら直ぐに呼ぶよう言い含める。
いまだ成長途上の小夜では戦闘力で女郎蜘蛛には届かない。
きっと蜘蛛の糸で絡め取られてしまう。
しかし小夜もパルフェタムの忍軍での実力者のひとり。
稼いだ時間で蜘蛛を捕獲する罠を張る時間を稼げる。
小夜はパルフェタムの私有地である対魔忍屋敷から街へと疾走る。
蜘蛛が逃げた先に進めば進むほど、残された魔人の血の気配を強く感じる。
そして発情したメスから分泌される独特の淫らな気の残り香が
敵が近くなっている事を告げていた。
アラクネは優秀な使い魔で、罠に落ちた事を察して、
使役する主 ミサキが紛れ込んだパルフェタムの部下たちの宿舎と
真逆の方向に追跡者を誘導していて、対魔忍屋敷から数百m先にある
無人の廃工場で小夜に襲いかかった。
小夜「ようやく捉えましたよ狼藉者!!!どこの手のモノか素直に白状なさいませ」
対魔忍スーツ姿の小夜が二刀流に得物を構え、
目にも止まらぬ速さで跳躍し、剣を振るう。
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