天花の教官室は「王子様の部屋」と女子たちから噂呼されていている。
内装はむき出しのコンクリート壁で防音され、内部は天上から
吊具が垂れ下がり、壁には拘束用のフックが並び、
所狭しとギロチン台、木馬、分娩台など、とても年端もいかない女子を
相手に使うような物ではない禍々しい器具が並んでいる。
小夜と胡桃は天花の教官室で天花と対峙する。
小夜「今日は特別講義、よろしくお願いします・・・ですが教官」
セーラー服を更衣室で脱ぎ、美術の時と同じ
対魔忍ボディスーツのみとなった小夜と胡桃、
ふたり直立不動で教官に相対して・・・
小夜「・・・敵に捕らわれた時の対処術の実習ってお聞きしてますが、こんな道具を使うなんて聞いていません。こんな卑猥なものを使うなんて、教官・・・これって本当に学校の正式な授業でしょうか」
「天花に触れては駄目」という母の忠告もあり、
警戒した表情の小夜。
駆け引きをしてチャンスを作り出そうと躍起で・・・
反発するように天花に質問をして時間を稼ぐ。
頼りにしていた魔人、華御所エリヤとは、
到着するまでに合流できなかった。
本気になった魔人様なら、天花を簡単にねじ伏せられる。
それは先日の美術室でみせた彼女の様子から分かっている。
しかし小夜だけでは、力の差は歴然としていた。
小夜「く・胡桃お姉さまからも天花教官に言って下さい。エッチなのはイケない事だって」
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