「いつもありがとう!助かるわ(笑) え?特製?・・・ホンマ?嬉しい(笑)ありがとう進一兄ちゃん!」
遥は特製ドリンクを手に取ると嬉しそうにする。
目線まで持ち上げてマジマジとボトルの中身を見つめている。
「ヨーグルトか・・すっごい・・濃そうな・・感じやな・・」
遥は目を丸くしてやや不思議そうな顔をしている・・
貴方は内心気が気でなかった。何故なら中身は・・ もし、バレたら?・・
様々な思惑が巡り動悸が増していく・・
パキッ!・・
遥はボトルのキャップを開けると当然のように口元へ持っていき勢いよく顎を上げ傾ける!
ゴクッ・・ ゴクッ・・ ゴクッ・・
グリッ! グリッ! グリッ!・・
目の前の遥の喉元から大きな流動音が聞こえ、それに伴い小ぶりな喉仏が何度も盛り上がっていく・・
やや汗ばんだ額の少女は目を瞑り真夏の晴天下で水分補給に勤しむ。
その表情はあたかも聖女の行いのように神々しく見えた。
「ンハァッ!!・・ 喉が渇いた時のスポドリは最高やな!(笑)めっちゃ美味しかった!ハァッ!!・・・・」
ボトルから口を話すと遥は弾ける様な笑顔を貴方へ向ける。
「ごちそうさま!進一兄ちゃん!」
大きく口角が上がった口元からは、どこか薄っすらと淀んだ白い歯がはっきりと見えた・・
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