「そうか・・須藤君は美香ちゃんの事で大変だったね・・そんな君を励ましてくれているのか、遥は・・
父親として誇りに思うよ。本当に心の優しい娘に育ってくれた・・」
その癒しを自分なりに解釈する健吾は想いを噛みしめる様に喜んでいる。
「須藤君も僕と同じ気持ちみたいだね。ありがとう。今後も一緒に成長を見守ってくれると嬉しいよ。
じゃあそろそろ行くよ。話聞いてくれてありがとう。またね・・」
健吾は晴れやかな顔をし去っていった。
健吾・・ 圭太・・
ルックスが良くスペックもハイレベル。
女性遍歴も派手で一時期は女を性欲処理機の様に扱い誑かしてきた。
似た者同士の男達が父親、彼氏とそれぞれ別ポジションで遥を巡り苦悩している。
そんな状況を支配し上から眺める様に観察する貴方。
奇妙なゲームをプレイヤーとして心の底から楽しんでいた・・
ピンッ!・・
翌日、貴方のスマホから着信音が鳴る。
わかっていたかの様に落ち着いて手に取り画面を見る・・
『こんにちは。
この前はばったり会っちゃったね(笑)ビックリした。
圭太君も進一兄ちゃんの事良い人そうだねって言ってたわ。
ケアの事なんやけど、私は土曜の午前中までやったら大丈夫。どうかな?
ちょっと期間空いちゃったし、たっぷりケアさせてほしいと思ってるんよ。』
脳内に二人の男の顔が浮かぶ。
拳を握りしめ勝利に酔いしれた・・
※元投稿はこちら >>