時折ウンウンと頷きながら貴方の話をじっと聞いている遥。
「そっかぁ・・そういう考えもあるんかぁ・・ ・・・・うん・・ちょっと考えてみる。うん!勿論!進一兄ちゃんには一番に言うわ(笑)」
貴方の助言を理解したのか遥は閃いたように悩みが解決する。
・・先輩が漸く付き合えた後輩少女の念願の唇を、こっそりとペニス垢でマーキング・・
その文章と光景が貴方の脳内に一瞬映る。
なんて・・残酷な事だろう・・
そんな事・・あってはならない・・・・・・・・はず。
・・その先輩は、恐らく遥の処女性、貞操観念がしっかりしていそうな・・そんな綺麗で穢れのないところに惹かれたのだろう・・
しかし、遥は普段、貴方の自宅で・・秘密の介護に従事している・・
それを知ったらどうなる?
知らせるならキスの後か?・・いや、前か?・・
ファーストキスを貰ったと舞い上がった後に知らされたら・・絶望するだろう・・
他人のペニスと間接キスになるとわかっていても・・できるのか? 好きだから関係ない・・といいながらも心の中では狂おしいほどの悔しい気持ちになるのだろう・・
遥の無自覚な裏切りに・・心底何とも言えない気持ちになるのだろう・・
様々な黒い思惑が貴方の脳内を高速で駆け巡っていた。
「進一兄ちゃんもすっきり出来たみたいやし今日は帰るな? うん、今日もごちそうさまでした。ありがとう。また連絡するね?じゃあ・・バイバイ、おやすみぃ・・」
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