車に乗りこみ進一の自宅へ向かうなか、遥から口を開いた。
3日間、連絡をしなかったことの詫び…部活が忙しかったことは本当たろうが、おそらくそれだけではないだろう…
父親の知人とあんなことをしてしまったという後悔もあったに違いない…
そんな遥から連絡があったことが進一を舞い上がらせていた。
遥からの連絡…それは精液をまた飲みたいということだ。
健吾と会ったことは正直驚いたが、舞い上がり大きくなった気持ちが進一の口を軽くさせたのだ。
「僕もあんな時間に小山さんに会うなんて…びっくりしたよ…でも何にも知らないみたいで安心したし…うん…実は…すごくいい気分だった…遥ちゃんが内緒にしてくれたおかげだね…」
ふと横目で遥を見ると、どこか暗い目をしていることに気づいた…父親に嘘をついていることに罪悪感を感じているのだろうか…それとも…
遥から連絡があった理由は、おそらく進一の想像通りだろう…それ以外進一の所へ来る理由がない…
が…もしかしたら進一のために無理をしているのか…
「お父さん…いっぱい食べさせてやってくれって言ってたね…僕もそのつもりだけど…もしかして遥ちゃん…無理してないよね?もしそうなら…はっきり言って欲しいな…僕も…全てを遥ちゃんに打ち明けたんだから…」
※元投稿はこちら >>