震える足を引き摺るように恐怖に支配された身体が部屋の真ん中から窓辺へと向かっていく
その表情は恐怖に怯え、普段の柔らかな面影などどこにも見当たらない
まるでレイプ魔に押し倒された直後の女と同じ顔をしていた
(そうだ…その表情が堪らない…恐怖に怯え…蒼白の顔色が…いつの間にか認めてはならない快楽に上気していく…。その表情の変化が堪らない悦楽なんだ…。)
貴女に取り憑きながらも、背後からとも正面からとも違った感性で貴女の周りからその姿や表情を見つめる私
カーテンを開き窓の外に見える景色と共に、鏡のように黒く輝く窓ガラスに映る貴女自身の姿を見せつける
≪そうだ…言う通りにできるじゃないか…。窓ガラスに映るお前の顔はどんな顔をしている?
恐怖か…?怯えか…?すぐに慣れるさ…暫くはお前の身体に住み着かせてもらう…。≫
そんな言葉が低い声となって貴女の意識に届く
≪俺の意思に逆らう事などできはしない…。よくわかっただろう…?
窓の外には毎日見る同じ景色が広がっているな…。
明かりが灯る窓もある…。あの明かりのひとつひとつに誰かが存在する…。≫
窓の外の景色の中に、自分ではない誰かの存在を意識させるように語りかける霊の声
震えながら立ち竦む貴女の意識に直接響き渡る命令
≪そこに立ったまま…服を脱ぐんだ…ブラウスのボタンを外せ…スカートのファスナーを下ろせ…。
脱げ…脱げ…服を脱ぐんだ…。≫
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