操られているという諦めがそうさせるのか霊の言う事に抗う素振りは見えなくなっていた
それでも僅かに残る理性が良くも悪くも嶽間沢の望む方へと貴女を導いていく
(その指の動きは…自らの意思だと気づいていないようだな…。まぁそれはそれで好都合というやつか…。)
激しく蠢く指先の動き。膝を震わせて時折跳ねるように全身が震えるまでに欲望を貪る姿
恥ずかしさからなのかキッチリ閉じられていた脚は次第に隙間が生まれ、自ら股を開き、貪りやすくしているように見える
僅かに耳に届いていた卑猥な水音は、元々静かな住宅街に響く喧騒が一瞬静まると、辺りに響き渡る程に遠慮を失っている
割れ目から溢れ出した愛液が太ももの内側を伝い幾筋もの淫らな証を刻み込んでいる
《もう少しだ…少しずつ近づいてくる男がお前の目にも映っているだろう…?
もう少しで窓の下で立ち止まる…胸のポケットの中の電話が鳴り始めるからな…。
その時だ…男を見つめながら…わかってるな?》
まるで未来が見えるかのような言葉
確かに嶽間沢には近い未来の姿が見える
あの山中で命を失い、その場所に縛りつけられながら辺りをさまよう内に、いつの間にか身についた能力
貴女に憑依する事すら以前から見えていた事…
そんな不思議な能力を誇示する事で、貴女の諦めを助長させようと企んでいた
《ほら…もうすぐだ…近づいてる男が…目の前で立ち止まる…。男を見つめながら…左右の手は動かしたまま…いいな…?シッカリと言うんだぞ…。
言わないのなら…快楽に浸る甘く熱い吐息を盛大に漏れさせてやるからな…。》
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