自分でも気づいていなかった性癖。
性癖と呼べるほどには膨らんでいないのかもしれない。それは心の奥底に眠っている自覚していない欲望なのだから無理もない。
そんな深層心理であっても憑依し、全てを操れるまでに浸透した私が知るにはあまりにも容易い事だった。
(ふんっ…自分でも気づいていなかった心の内を自分の身体に教えられるのだから狼狽えるのも無理はない…。しかし…それは紛れもない事実だ…。)
≪有り得ないか…?意識的に隠してきた身体を晒して欲情するなんて…信じられないか…?≫
憑依した僅かな期間だけでなく、過去の記憶すら覗き見たような言葉を投げ掛ける
心の内を読み取るように更に不気味な霊の声が脳内に響き渡る
≪こんなにいい身体をしているんだ…誰だって視線を奪われるだろう…。その視線に嫌悪を感じていたんじゃないのか?
見られないように…興味を持たれないように…隠してきたんじゃないのか…?
ところが今はどうだ…。
有り得ない状況だと言うのに身体は見事に反応している。≫
命令通りにベランダで全裸になって乳房を揉みながら乳首を摘まむ姿の貴女の心にに霊の言葉が深く染み込んでいく
(俺は命令をしただけだ…。身体を操ったりはしていない…。それにお前は気づいていないのか…?
今は自らの意思で感じている事に…。)
≪どうだ…?有り得ない行為が堪らないか…?
逃れたくても逃れられない羞恥を味わう気分はどうだ…?
頭と身体は別物だと言う事がわかっただろう…?
片方で拒絶すればする程…片方では求めてしまう…。
人間など…そんなもんだ…。
教えてやろう…。そのまま右手を滑り落として…股間まで運ぶんだ…。そこにお前の真の答えがあるだろ…。
ほら…右手をこうやって…。≫
まるで今まで通りに身体を操っているような言葉を浴びせるものの、操らずとも自らの意思で行動するだろうと考えた私は、言葉を浴びせるだけにとどめた
思い描いたようにならなければ、その時は操ってやればいいと余裕に構えて…
【こんばんは。
今日は忙しくて書き込みが遅くなり申し訳ありません。
のんびりと続けて頂けたら幸いです。】
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