どうして自分がベランダで全裸になっているのか、身体を隠そうにもできないことが今でも信じられない気持ちでした。
こんな恥ずかしいことをさせているのが、憑依した霊の仕業だと誰が信じてくれるでしょうか…
(そ、そんなことあるはずが…)
呆然とする祐子の頭の中で響く声に狼狽えます…ベランダで全裸になっているという恥ずかしい状況で身体が信じられない反応を示したのです…自分でも驚くほど乳首がぷっくりと膨れているのです…
何故そんな反応を示すのか自分でもわかりませんでした。
子供の頃から人より発育がよく、クラスの男の子たちにからかわれたことがあります…それ以来、人目を気にして身体のラインが分からない服を選んで着たり、水泳の時間は背を丸め胸の膨らみを目立たないように気をつけてきました。
外出も必要な時以外は極力控えてきましたが、結婚し子供が小学生になったことで学校行事で出掛ける機会も増え、そこで同席した父兄の眼にも気づかないふりをしてきましたが、子供の頃とは違い、恥ずかしさの中にちょっとした高揚感を感じていました。
そんな秘められ、本人すら自覚がない想いが、こんな身体の反応をさせていることなど気づくはずもありません…
そんな秘められた想いを憑依した「嶽間沢猛」に知らされているとは…
《そんな…で、でき…》
「嶽間沢猛」は、祐子に乳房を揉みながら乳首を摘まむように命令します…《できない…》と言いかけた祐子でしたが、それが無駄だとわかり頷いたのでした。
(んっっ…あっっ…)
声にこそ出すのを我慢しましたが、膨らんだ乳首を摘まんだ瞬間、身体に電気が走ったようでした…
(そうでしたか…また来られない日もあるかと思いますが、お付きあいください)
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