恐怖に襲われ怯えているのが手にとるようにわかる
それでも抗えないと観念したかのようにベランダに一歩踏み出した貴女を見つめ、待ちわびた至福の時を楽しむかのように笑いが込み上げる
≪ふっ…はっはっは…。≫
不気味に響き渡る霊の声。羞恥と不安と恐怖に脅かされた複雑な胸中が貴女の脳を痺れさせる
科学的にも憑依など解明されてはおらず、既に思考がパニックに陥った貴女は言葉で抗いながらも、その行動は私の命令に従順になったかのように思えた…が…
≪逆らうつもりなら…それでも構わない…。お前ができないと言うのなら…俺が脱がせてやるだけだしな…。
それともお前の声と口を操って淫らな言葉を大声で叫んでもらおうか…。≫
声すら操られる。そう覚った貴女は逃げ道を全て塞がれたような絶望を感じながら背中に腕を回していく
ホックが外され、押さえつけられていた豊かな膨らみがブラを押し戻す
スルリと肩から滑り落ちるストラップ
力無く風に漂うように舞い落ちるブラが羞恥への誘いを現実のものだと意識に刻み込んでいく
≪いい胸だ…もう何度も見せてもらったが…こうして不特定多数に晒すのは…この上ない悦びだ…。≫
普通なら有り得ない。普通なら隠すはずの姿を隠す力は入らない
最後の一枚を残して佇むベランダ
いつ誰に見つかるかもしれない状況が、恐怖とは別の感情が貴女を追い込んでいく
≪さて…あと一枚だな…。最後の一枚を脱いでしまうんだ…。≫
先程までの欲望や感情を剥き出しにしたような昂る声色ではなく、低く落ち着いた冷たい声色が貴女の脳内に響き渡る
【やはり文面でおわかりになりますか?】
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