《鈴香さん、おはよう。台風は思ったより荒れず通過して、今は蒸し暑く、雲の多い天気です。昨日はゆっくり寝れましたか?今日も家に居ます。》
セバスチャンと新しいエプロンを抱えた鈴香。手を繋いで一緒に寝室を出てリビングで別れる。
『じゃあ、何かあったら呼んでね。もちろん合間に部屋に遊びに来ても良いからね。』
部屋に入るがドアは開けたままにした。リビングからクッキー作りを始めた音が聞こえてくる。
(さて、鈴香が呼ぶとしたらオーブンレンジの使い方が分からない位だろうか?)
部下に渡す資料に目を通しながらキッチンの音にも気を配った。
※元投稿はこちら >>