《ネグリジェでゴロゴロって事は部屋を温かくして鈴は下着を着けてないって事なんじゃない?俺が居たら襲われちゃうよ?どんなネグリジェ?》
真剣な顔で話を続けている鈴香。ただ表情から帰れとは言われてない様子。このまま日本にいて大丈夫なのか確認しているのだろう。
話が終わった様子だが電話を代わるように伝えてきた鈴香はスマホを渡すと安心したように抱き付いてきた。しっかり抱き止めて。
『お電話代わりました。はい、全て承知の上で私も動いています。お父様もご承知とは思いますが私も鈴香を探して、見付けられ安心しました。そして気持ちは昔のまま。』
鈴香の頭を優しく撫でながら話を続ける。
『起こっていた事実は私も全て把握し全ての処理もさせて頂きました。そして今回の件で2度と鈴香を手放してはならない。私の傍で伴侶として一緒に生活をしたいと、心底、私も望んでいます。はい、これからは鈴香にはこの電話で。古いのは既に処分しましたので。』
父親として最低限の仕送りをしたいと申し出もあったが、その部分は健康保険も手続きを済ませパートナーとして生活を共にするからと言う理由で断った。
『はい、では、鈴香には必ず毎日連絡をするように伝えておきます。お父様は心配なさらず。はい、失礼します。』
スマホを切ると鈴香をギュッと抱き締めて。
『さすがに結婚までは許可されなかったけど、一緒に住む事は許してもらったよ。』
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