<お休みでネグリジェでごろごろしてました。
寂しかったけど、来てくれて嬉しいです(ちゅっ>
真剣な声で父親と話す貴方。
しかし揉めている様子はない。
「パパ・・・?うん、怖いこととか辛いことはないよ。
恭がね、ずっと一緒にいてくれるの」
後ろから抱きしめてくれる貴方の手を、スマホを持っていない手で握る。
父親が投げかけてくる言葉は鈴香が安全に幸せにいれているかの確認。
「パパあのね・・・鈴、ここにいたい」
その言葉に父親はため息をつきながら、仕方ないというように頷いてくれた。
そして最後に言われたのは、もう一度貴方に代わるようにということ。
「恭、パパがもう一回恭とお話したいって」
スマホを貴方に渡すと、安心したのか貴方に胸の中に飛び込み
ぺったりとくっつく。
『恭平君、鈴香に何があったかはうちの部下に調べさせたから、わかっている。
今の鈴香には君が必要なようだ。鈴香の生活費も送金する。
だから無理させずに、ちゃんと病院にも連れて行ってやってほしい。
そうやって昔のように・・・鈴香を大切にできるか?』
昔から貴方が鈴香を何よりも大切にしている姿は
父親も見て来た。愛する妻、亡き鈴香の母親のお墨付きでもある。
心配しているのは今もその気持ちがあるのかということ。
鈴香が傷ついたと知っているから、それを念押ししたかった。
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