《確かに雪だるまさんを貰ったら溶けないように氷点下だからコート必須だよね(笑)》
元気が出てきたみたいで次々に頬張る鈴香は冬眠前のリスみたいに頬っぺたを膨らませてモグモグしつつ、話しも忘れない。
『生クリームをギューッて搾ったりももやイチゴを並べながら缶詰開けてスイートコーンを追加したんだからいっぱい食べてくれないと。』
本当に食べてる時はリスかモルモットみたいな小動物そのものに見える鈴香。それも子供の頃から変わらないままで可愛くて仕方がない。
『付き合っていた人はあまり居ないよ。大学の時も勉強で忙しかったしクラブも空手だから女子は居なかったし。サークルでも難しい法律関係を選んだから女子も彼女とかにならなかったし。』
事実、早く資格を取りたくて必死に勉強し体力作りで空手を習っていて。
『働きだしても弁護士になるまでは遊ぶ余裕もなかったし、独立して事務所を持って後輩に連れられ、たまに女の子のいる店に行ったくらいだから。』
その何回かの最後で鈴香を見付け、喜んで迎え入れたのが数日前だった。
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