<お寝坊しなければ夜会巻きとかしてますよ。
お仕事しながらブランケットにくるまるのに邪魔なので笑>
真っ赤な血が流れるのをぼっと見ていると、
ふわりと抱き上げられ、キッチンの冷たい床から、
座り心地のいいソファーへ。
そして貴方の腕ですっぽり身体を包まれる。
「グラスごめんなさい。どうしよう…ちゃんとすぐに買いに・・・
あっ・・・お金・・・。すぐお金貰えるキャバクラとか・・・
本当にごめんなさい」
深呼吸と言われても全く落ち着いた様子はない。
今まで貴方に怒られたのは、結果として鈴香自身が傷つくようなことを
したときだけだった。
グラスを壊した。そんなことで怒られる訳もない。
それでも人のものを壊せば罵声を浴びせられ、殴られる生活が染みついているようだった。
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