《確かに風で困るのはスカートだけじゃなく、鈴香さんみたいに髪の毛が長いと大変ですよね。纏めたり丸めたりはしないのかな?》
(しまった、1番嫌いな医者の話しと実家に早く行きたい気持ちが鈴香の中で戦い始めた。しかも知らない人が来る時間まで。)
ギュッと抱き締めて安心させようと思った瞬間に鈴香はパタパタ走り出してキッチンにある茶だんすへ。
『鈴、慌てないで。俺が手伝うか、、、』
言った瞬間に鈴香が出したグラスが手から滑り落ちパリンと乾いた音を響かせ砕けた。
『鈴、ストッ、、、』
言葉を呑み込むと鈴香の背後に回って身体を抱えて抱き上げた。
『ゆっくり深呼吸して。大丈夫、怖くない。ここに居るのは鈴と俺だけだから。』
素早く切れた鈴香の指を口にくわえると、ソファーに移動して強く抱き締めながら指を舐めた。
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