《こんばんは。お出掛けは楽しめましたか?》
涙を流したのを見て鈴香が慌てて気にし始めて声を掛けてきた。
『ごめんごめん、そうじゃないんだよ。クッキーを食べたら小さいときの事とか、一人で日本に帰ってきて苦労した鈴の事を考えたら涙が出ちゃった。』
鈴香には常に心配をさせたくなかったから1度も泣き顔を見せた事がなかったからビックリさせてしまったようで。
後ろから抱き付いた鈴香はいっぱいいっぱいになりながらも笑わせようとしてるのも分かった。
『大変、大変、このクッキーが食べられないと困っちゃうから喧嘩なんてしないよ!』
振り返って鈴香の頭を軽く押さえてクッキーを口に入れたままキスをした。
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