<こんばんは。鈴は残念ながらお盆もなく・・・
恭平さんはお盆休みでした?>
「あっ」
アヒルのクッキーのことを言われて、はっとする。
「あのね、この子は恭のなの」
そういうとソファーの上にちょこんと正座をして貴方に身体を向ける。
「いっぱい、ありがとう。ありがとうの印」
晃の所から助け出してくれたこと。
おまじないと言って隅々まで身体にキスの雨をふらしてくれたこと。
可愛いお洋服やお菓子の材料をそろえてくれたこと。
そして、愛を思い出させてくれたこと。
多弁には語らなかった。
何故なら今までの離れていたころのあれこれを思い出すのはまだ怖いから。
それでも感謝していることはすべて本当だった。
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