「フェムダム帝国……やはり報告にあった通りだね。学校のカリキュラムは女尊男卑教育、社会的地位の高い経営者はもちろん、政治家、果ては騎士の要職まで女性が独占している。
男性は骨抜きだ……優秀な男は女性化調教により、いわば二等市民ってとこに昇格はするようけど……キサラ?」
謁見の間に堂々と立ち資料を見ながら話す。マーキスはその表情を曇らせながら指摘することを決意し、恋人に話をふる。
「あぁ、私も同感だな……確かに女性が優位に立つとこれほど国は発展すると驚きはしたし、プルミエ公が優秀なのはわかるが……やはり、本来の性の役割、倫理の重要性はそれに勝るよ♪」
凛々しい表情を緩め親愛の眼差しをマーキスに向けるが、若干マーキスと異なりプルミエの考えに理解を示しながら、プルミエが来るのを今か今かと待つ。
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