「まあ、人権侵害ですって?我が国は誰彼構わず発情するオスから女性を守っているだけですわよ?」
クスリと笑い、笑みの視線に乗せて、強烈なチャームの呪いをマーキスにかけてしまう。射精を封じた男達の先走りを凝縮した結晶を触媒としており、人間にはとてもレジスト出来る代物ではない。
「ほら、偉そうな事をいいながら、アソコはもう私を乱暴しようとイキり立ってるではないですか…」
呆れたように言いながら、カツカツと音を立てて二人の側にまで歩いてくる。
「キサラさん。我が国は美女が多いことで知られているの、でもその分犯罪が多かったのも事実。ほら、これを見ればわかるでしょ?男は下半身でものを考えるのよ」
優しく諭すようにキサラにいいながら、マーキスには冷たい口調で。
「神聖な王宮で何を盛っているのかしら?もう射精しちゃいそうじゃない…でもダメよ…『絶対に出しちゃだめ』」
耳元で囁いたその言葉はマーキスの脳裏に浸透し、プルミエの言葉によって射精のための神経がブロックされてしまう。
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