「あらぁ…貴方、もしかしてあの子達とお友達だったの?どう思ってた?好きだった?尊敬してた?
ウフッ…ごめんなさいね。
お友達のこんな姿を見せられて、さぞかしショックだったでしょう?
でも、これでも厳選したのよぉ?
もう少し後の映像のが、エリカは好きなんだけど…そこまで行くと、ワンワン泣き叫びすぎちゃって、誰が誰だかわからなくなっちゃうから…」
再び距離を取ったユウマに、ニヤリと不敵な笑みを浮かべるエリカ。
獲物は活きが良い方が楽しめる。
エリカの高揚をあらわすかのように、唇からは滑らかで、早口な言葉がまくし立てられていく。
半身を翻してフックを躱すと、ユウマの懐に入り、腹部に膝蹴りを。
くの字になった相手の後頭部に、肘鉄を叩き込む。
床にうつ伏せになったユウマに跨ると、太ももをユウマの首にゆっくりと巻きつけていく…
「…チッ、それはどうも、っ…!」
小賢しい上着の小細工。
ローキックをバックステップで避ける余裕はなく、チアキはやむなく細い足でカットする。
その衝撃は相当なもので、カットしたチアキの方がダメージを負い顔を歪める形に。
一旦距離を取ったチアキは、俯きながら静かに笑い出す。
「アハ…ショーゴ社長、頭でっかちの頭脳派だと思ってたら、意外と体動かせるんですねぇ…♪うふ、うふふふっ…」
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