【普段の落ち着き払った様子からは想像もつかないような女王のような高笑いをあげるエリカ。その笑い声にやや気圧される2人の男性…。】
「なるほどね。へぇ…しかし随分と言ってくれるじゃないか…。女には手をあげる主義では無いんだけどな…。だがヒノさんとミナトさんにこんな事をしたあんた達だ。手加減はしないぜ?」
【エリカは笑みを浮かべると官能的に自身のスカートを捲り上げる。そこから覗くのはストッキングと下着を繋ぐ黒いガーターベルトのみ。確かにホルスターはそこには無いようだがユウマも警戒を解く訳ではなく…。次の瞬間、一瞬でユウマとの距離を詰めるエリカ。】
(っっ…!?)
「くっっ…!ちっっ!」
【エリカに背後を取られながらも間一髪で蹴りを腕でガードするユウマ。女性の蹴りの為、重さこそはないがその蹴りは的確にユウマの顔面を捉えていた。そのままバク転し、エリカとの距離をとるユウマ】
(この女っ…早い…!思っていたより…だけど)
「そっちこそあまり調子に乗っていると…はぁっ!」
【そう言うと今度はユウマの方からエリカの方に近づき、フックを繰り出す。部屋の中ではDVDが変わらず流れており、そこではまるでユウマの行動を見透かしているかのようにエリカの笑い声が響いており…】
あぁ…。これで同数だ。
一緒に働いていた仲間に手を下すのは気がひけるけどね…。
せめて…
【上着のスーツをチアキに向かって脱ぎ捨てるショウゴ。それを目くらましに強烈なローキックをチアキに向かって放つ】
依願退職扱いにしてやるよっ!
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