「プッ…アハハッ、アハハハハハハッ!!
せっかく助けに来たっていうのに、フフッ…このザマ。
来るのがちょっと…いいえ、かなり遅かったみたいね。リュウジ・ヒノ。
アンタの大事な大事な部下、もうすっかり骨の髄まで、牙の抜けたペットになっちゃったみたい。
ねぇ…こんな馬鹿みたいな犬っころ、まだ助けたい?」
リュウジが顔を背けた方に、シンヤを蹴り飛ばす。
後頭部を掴み、シンヤの顔を上げさせ、変わり果てた情けない面構えをリュウジによく見えるように。
理恵はシンヤの隣にしゃがむと、シンヤの耳の穴に舌を入れ、ぬちゅぬちゅと抜き差しする。
「くっ、ふふ…なぁに、その顔。
どうしてこの子がこうなったか、知りたい?」
リュウジの表情をたっぷり堪能したあと、シンヤをそこに置いたまま、立ち上がるエリカ。
パネルを操作し、スクリーンの映像を調教時の映像に切り替える。
それはちょうど一週間前、シンヤがエリカの犬宣言をした日のもので…
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