「…ぷっ、くくっ、ウフフッ…♪」
しばらく黙りこみ、目を細めてリュウジを見つめていたエリカ。
ふと俯くと、肩を小さく震わせはじめる。
お腹の底から沸き上がってくるような笑い声。
こらえきれない、というように次第に大きくなっていき…
「…ナマイキ。
別に断ったって、構わないわよ。
こっちの手間が省けるから、一応聞いてみただけ。
どうせゴールは変わらない。
アンタは最終的には、エリカに跪くことになるんだから。あの、シンヤみたいにね。」
エリカが顔を上げるのと同時に、手の甲での鋭い一撃がリュウジの頬に飛ぶ。
そのままリュウジの顔を3発ほど平手で打ち、端末を投げつけて膝から降りる。
リュウジの顎を掴むと、口をこじ開け、無理矢理に媚薬カプセルを嚥下させて。
エリカが指を鳴らすと、開いたままの扉から、映像とはかけ離れた姿のシンヤが現れる。
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